こんにちは、ショーンです。
最近よく耳にする世代間論争で
「最近の若者は物欲を失っている」とか「そのせいで景気はいつまでたっても回復しない」
とか言われていますが、それってはっきり言ってお門違いですね。
僕たち若者が失ったものは「物欲」ではなく「お金」と「安定」です。
お金も安定もないのにガンガン消費しろというのは無理があります。
「金儲けはあまりよくないことである」という風潮の根強い日本ですが、
「衣食足りて礼節を知る」というように心の余裕があって初めて美徳は語れるものです。
今回の記事では、金儲けは悪という風潮に振り回されないための
マインドセットの身に着け方について解説します。
結論は「機会費用を計算して時給を最大化する」です。
詳しく見ていきましょう。
金儲けは悪という風潮が生み出した成果

肌感覚でもわかる生産性の低さ
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
日本の生産性は先進7か国で最下位です。それも圧倒的に。
これは南アフリカや経済破綻したギリシャと同程度の水準です。

生産性とは「投入した資源(時間やカネ)に対して生み出される付加価値の効率性」のこと
ですが、簡単に言うと、どれだけ働いてどれだけお金を生み出したかということです。
日本の生産性が低いということはよく観察してみると肌感覚でもよくわかります。
例えば
・小さな駐車場なのに大人数で車を誘導する
・遊園地の入り口で人がチケットを切っている(大して見てない)
・役所で何時間も待って届け出を出す、ハンコを押すだけ。
・病院で何時間も待って診療は1分程度(医師はパソコンを見るだけ)
などなど
なくても困らないサービスや、頑張れば誰でも出来てしまうようなことが
”仕事”として成立しています。
今は多少是正されていると思いますが、少し前は大企業で働いている人でも
残業代欲しさに終業時間から仕事を始めることもあるほどでした。
そして会社はそれを前提に基本給を少しずつ下げて…
繰り返しですが、生産性とはどれだけ働いてどれだけお金を生み出したかということです。
生産性が低いということは
金銭的価値を生み出していない労働がはびこっているということを意味しているんですね。
お金は生み出さなくてもいい。金儲けは悪だから。
こんな考えのもとにこんな現状はある種肯定されてきたのでしょう。
その結果

そんな経営をしていてビジネスが成立するはずがありません。
売り上げが立たなければ経費を削るしかなくなり、削られたのが人件費です。
日本には強固な解雇規制があるのですでに雇った従業員は簡単には解雇できません。
じゃあどうするか、新たな雇用を減らすしかありませんでした。

正社員の数はあまり変わっていない一方で非正規労働者は増加しました。
これが若者ですね。
こうなってしまっては金儲けは悪という風潮は害悪でしかありません。
稼げるということはそれだけ必要としている人がいるということです。
これからは稼ぐことに特化するフェーズに突入していく時期でしょう。
そのためにはまず、マインドセットを変えることが必要です。
マインドセットを変えよう

このブログでは何度も紹介していますが
「会社に所属する」だけが働き方ではなくなってきています。
簡単に説明すると現代はフリーランスとして個人で稼げるインフラが整いつつあります。
そんな時代に必要な考え方が「機会費用」です。
例えば大学生のアルバイトだと時給1,500円や2,000円が限界でしょう。
もちろん時給2,000円のアルバイトはかなり割がいいように感じますが、
その一時間をプログラミング学習や読書にあてて、つまり自分に投資して
将来の時給が1万円になったとしたら、
たとえ割のいい時給2,000円のアルバイトだとしても
一時間当たり8,000円の機会費用になり、損失になります。
このように機会費用の考え方をすると、
長期的な視点で見て自分がどこにコミットするべきなのかが見えてきます。
まとめ

金儲けは悪という風潮はそれこそがまさに悪です。
特に若者にとっては害悪でしかありません。
お金を稼がないということはサービスに対してお金を払う人がいないということです。
つまり顧客に対してお金を払ってもらうだけの価値を提供していないということです。
それは資本主義において間違った労働ですし、すぐさま脱却しなければいけません。
逆に言うとお金を稼げるということはそのサービスに対してお金を払う人がいるということで
それだけの価値を生み出しているということです。
繰り返しですが、これからは稼ぐことに特化するフェーズです。
そのためには機会費用を計算し、効率よく稼ぐ手段を見出す必要があるでしょう。
僕の場合はそれがプログラミングであり動画でありブログです。
価値あるサービスを生み出せるように引き続き努力していきます。
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