こんにちは、マツオカです。
僕のブログでも紹介していますが、
日本を代表する起業家のホリエモン氏やインフルエンサーであるマナブさん、りゅうけんさんなども
「従来のいわゆる労働は終わる。つまらない仕事は全部AIとロボットがやって、人間は自分の自由な時間が増える。」 ということを語っています。
現にYouTuberなどは従来の”労働”の域を出て、信じられないような額を稼いでいます。
しかし本当にみんなが好き放題に遊んで、裕福に暮らせる時代が来るのでしょうか。
今回の記事では「『好きなことで生きていく』の意味」というテーマで書いていきます。
結論は「『働かない時代』はくるだろうけど教養がないと結局は奴隷になる」です。
詳しく見ていきましょう。
働かなくていい時代は来る?来ない?

過去の記事でも何度か紹介していますが、これまでよりもさらに加速して労働の形は変わっていくでしょう。
つまり、従来の意味での「労働」であれば、働かなくても生きていける時代に突入していると言って間違いないでしょう。

現代は、特に有名でもなかった一般人が日常風景や遊びの1コマをシェアして膨大なお金が集まったり、
自分の経験や体験から有益な情報をシェアしても、そこにお金が集まるようになっています。
そしてついにはYouTuberが職業として成立し、小中学生のなりたい職業としても認識されるようになりました。
このように「情報は無料」で公開され「対価は信頼」という形になってきているのです。
もっというと、インフルエンサーがお金を稼ぐモデルは「信頼がお金を生む」として確立されています。
これはYouTuberに限った話ではなく、一般の企業であっても情報をオープンに公開していますよね。
いわゆるオープンイノベーションです。
最近のものでいうとスウェーデン発の世界的自動車ブランド「VOLVO(ボルボ)」も過去の自動車事故のデータを無料で公開し始めてます。
「頑丈で事故に強い」というブランドイメージで戦ってきたボルボが、そのノウハウを無料で公開するなんて普通に考えれば狂っています。
これは全て「信頼」と「お金」が交換可能であるということを裏付けていると言えるでしょう。
つまり有益無益にかかわらず、情報を出せば出すほどそこに知名度と信頼性とお金が集まってくるような仕組みが出来上がっているのです。
え、遊んで暮らせる時代?
その一方で、トヨタ自動車社長の「終身雇用の終焉宣言」や「AIに仕事が奪われる」といったように従来の”労働”の形は次第に崩れていっています。
就活は売り手市場といいつつも、ほぼ全産業でAIによる効率化ができて、明らかに人が必要なくなります。
つまり長期的に見れば見るほど労働力よりも情報の方が価値を持ち始めてますよね。間違いなく。
どこかの会社組織に所属して会社のために働き続けるよりも、一見楽してるように見える情報発信者の方が社会的価値が上がりつつあるということです。
もちろん「それで生きていけるのなんて一部の人だけだ」というのもごもっともです。
・より信頼を獲得するにはどうしたら良いか
・どこから情報を仕入れるか
・情報をどう活用するか
こういったことが考えられなければどんな時代でも難しいでしょう。
つまり問題は教養です。
従来のような「労働」という文脈で言えば「働かなくていい時代」はすぐそこです。
ただし「教養が無くても生きていける時代」は残念ながら来ないでしょうね。
今は間違いなく労働の変化の過渡期なので、その波を認識して準備が出来るかが大きな分かれ目と言えるでしょう。
教養なき者は奴隷になる

このような過渡期の中で、従来の「労働脳」で社会を見ていてもなかなか明るい未来はみえてきません。
日本の人口は信じられない速度で減少しているし、あと数年で現在の社会保障制度は持続できなくなるし、(2025年問題)
かつては就職先の花形であった金融や保険、商社といった業界でさえ45歳以上を対象に大幅なリストラ・減給を行っています。
このような業界は典型的なゼネラリスト雇用(総合職)で、転職先探しも本当に難しいようです。



もちろんこのような方々に教養がないというわけでは無く、当時ではそれが最適解だったと思います。
ただ、これから就職するという立場で、わざわざこのような険しい道に行く必要もないでしょう。
ここで「教養」がなければ、いくら「働かなくていい時代」が来ても従来通りのいわゆる人気企業に就職して、企業の使い捨て駒・歯車になってしまうかもしれません。
人余りになっても会社にしがみつこうと思ったら当然、劣悪な労働環境を強いられるでしょうからね。今のブラック企業なんて甘いくらいかもしれません。
繰り返しですが、「教養」とは何も学校の勉強とかに限った話ではありません。
ここでいう「教養」とは論理的思考力のようなもののことで、メンタリストDaigoさんの言葉を借りると「カオスな状況に対処する能力」のことです。
奴隷を避けるためにも、教養を磨いて時代の波に乗りたいですね。
<働かなくていい時代>教養を身に着けよう

今回は「『働かない時代』はくるだろうけど教養がないと結局は奴隷になる話」というテーマで記事を書いてみました。
サラリーマン独立が増加して、彼らが大きな結果を出していたり、フリーランスの働き方が普及してきているという背景を受け、
「学歴は関係ない!学歴は必要ない!」という耳あたりの良い言葉も多く見かけるようになりました。
ただやはり、「だから勉強しなくてもいい」という意見には心からうなずくことはできません。
独立して起業しようがフリーランスだろうが一定の教養がなければ成果を出すことはできませんし、結局は奴隷になってしまうでしょう。
学力が一定の教養を担保しているのであれば、「学歴は必要ない!が、学力は必要だ」といった方が納得感がありますね。
まあ、学歴不要説も一種のポジショントークですが、教養は必要だと心に留めておくべきですね。
最後にホリエモン氏の「多動力」という本から一部を紹介して終わります。
教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なことを言う。
幹なる教養というものがあれば、枝葉となる様々な事象はすべて理解できる。
教養なき者は、「今」という時代の変化に振り回され、目の前の仕事をこなす歯車になってしまう。
教養なき者は奴隷になるのだ。
急がば回れ。表面的な情報やノウハウだけを身につけるのではなく、気になった物事があれば歴史の奥まで深く掘って、本質を理解すべきだ。
堀江貴文 「多動力」
また、本書でホリエモン氏が教養を身につけるために読んだ本として紹介されていた本(サピエンス全史)も紹介しておきます。
のぞいてみるだけでも面白いかもしれません。
では今回はこれで以上です。
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