こんにちは、ショーンです。
トヨタ自動車社長による終身雇用の崩壊宣言や、政府による年金制度の崩壊宣言を受けて、就職先の選ぶ軸として「手に職がつく」ということを意識されている方も多いのではないでしょうか。
これから社会に出ていこうという就活生にとってはきついニュースですよね。
また解雇規制も緩和されることが予想されており、人材の流動性や市場そのものの成長性などもこれから就活をする学生にとっては着目しなければならない指標になりました。
そんな中で、僕は浪人して文転したのですが、文系で未経験だけどIT企業を志望する学生は年々増えています。
とはいえ、「未経験OK」を売りにしている企業の多くはSESと呼ばれる客先常駐で仕事をする形態の企業です。
少し調べればわかることですが、SESは成長しづらいことで有名です。
今回の記事は「文系・未経験から”成長の場としてのIT企業”に就職するための戦略」について考察していきます。
結論は「実績を作り、資格を取る」です。
詳しく見ていきましょう。
実績と資格があれば割といけそう

就活全般に言えることですが、過去の実績があるとプラスポイントになります。
実績といっても「~大会優勝」とか「~賞受賞」とかじゃなくて、
例えば金融なら投資してみた経験があるとか、ITなら過去に作ったウェブサービスやアプリなどが実績にあたります。
違いは実績の有無
ここで文系の方がIT系を志望するにあたって大きなライバルになるのが、情報系学部出身の就活生です。
彼らは3~4年間IT系のことを専門的に学んできてるので、当然IT系企業の就活でも有利になりそうですよね。
ただ、よく考えてみてほしいのですが、就職して働く期間って定年を考えると40年近くありますよね。
それを考えると3~4年のハンデは大したハンデではないと言えるんじゃないでしょうか。
実際に、フリーランスでも文系・未経験から始めてめちゃ活躍されている方も多いです。
なので、就活の時点でも違いは実績の有無です。
繰り返しですが、ウェブサービスやアプリなどを作った経験があると面接の際にも見せることができますし、文系であるがゆえに同じような実績を持っている人も少ないのでやる気を証明することもなります。
経験は劣るが能力は劣ってない
インターンや面接の際には情報系の学生よりも技術的に劣っていることはありますが、それはあくまで経験値の差からくるもので、決して能力が劣っているということではありません。
僕も何度もIT系のインターンに参加しましたが、やはり情報系出身の方は多いですし、そういった方々のスキルは高いです。
その点に関しては純粋に尊敬しますし、早く追いつきたいと思うものの、やはりそれで委縮していては自分が出せないですし、たぶん落とされちゃいますよね。
繰り返しですが、仕事という長いスパンで見れば最初の数年は努力でカバーできる範囲ですし、実際にブレイクスルーしている先人もたくさんいるので、変に委縮する必要はないですね。
ついでに資格もとっておけば準備万端
IT系では基本的なものでも文系の方はあまり聞き馴染みがないような資格ってけっこうあります。
これは裏を返せば、文系の学生はあまりIT系の資格を持っていないためやる気をアピールするいい材料になります。
・ITパスポート試験
・基本情報技術者試験
・MOS公式サイト-マイクロソフトオフィススペシャリスト
基本的なもので言えばこんなものになります。
名前を見ると難しそうな印象を受けるかもしれませんが、難易度的にはそこまで難しいものではありません。
実績を作るという意味でも、勉強して試験にチャレンジしてみるといいかもしれません。
<実体験>文系なりの実績の作り方

ここからは具体的に「文系なりの実績の作り方」を僕の経験も交えながら紹介していきます。
僕が活用したのはITベンチャーや中小企業のインターンです。
インターンは無料で実績を作れる最強ツール
就活生なら誰しも上場企業や有名大企業のインターンに応募しますよね。
ただ、そういったインターンは選考も激しいですし、インターン中も人数が多いのでなかなか質問とかがしづらく、間違いなく為にはなるものの、実績作りには向きません。
そこで狙い目になるのがITベンチャーや中堅企業のインターンです。
選考も激しくない上、参加人数もさほど多くないものがほとんどなので、何度も質問して納得のいく成果物を作成することができます。また上場企業や有名大企業志望の場合でも、選考の練習になりますし一石三鳥くらいの価値があります。
選び方も普通にリクナビ、マイナビからでもいいですし、長期でできるならヤンキーインターンやゼロワンインターンなんかもよかったです。
独学してから案件受注もあり
さらにもっと効果てきめんなのがプログラミングを独学してフリーランス向けの案件を受注してしまうことです。
今は独学用のサイトも「プロゲート」や「ドットインストール」などはかなりしっかりしたものがそろっていて非常に重宝しています。
ちなみに僕はどちらもやりましたがプロゲートの方がわかりやすかったと思います。(YouTubeにプロゲートの実演動画もありますので興味があればぜひ。)
そして一通り学習したらランサーズなどでフリーランス向けの案件を受注してみるという流れですね。
これは最初にお金もかかるので少しハードル高いかもですが、案件が受注できるようになれば一瞬で取り返せますし就活でも成果物として見せられるのでコスパはかなりいいですね。
結論→実績と資格を携えてITに挑め!

今回は「文系・未経験からIT企業に就職するための戦略」について考察しました。
文系大学生にとって「手に職が就いて」「未経験にも門戸が開かれていて」「市場全体が伸びている業界」は魅力的ですよね。
能力的に劣っていないとはいえ、情報系の学生には3~4年のハンデがあることは事実なので、しっかりと成果物をもってやる気をアピールしたいですね。
幸いなことに文系学生でここまでしている人はまだ少数派なので希少価値的にもかなり有利になりそう。
また「未経験歓迎」と謳っている企業でも就職してみたらプログラミングには触らせてもらえず、ずっと営業なんて企業もあるそうなので、実績をにぎりしめてしっかりアピールしていきたいですね。
このほかにも就活における戦略や今後の働き方に対する考察なども紹介してるのでよかったらのぞいてみてください。
では今回はここまでです。