<就活>売り手市場でも学歴フィルターはなくならない理由

学歴フィルター合理的な生き方

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【悲報】売り手市場でも学歴フィルターはなくなりません。(理由を解説/対策あり)

こんにちは、マツオカです。

 

日本は長らく高齢社会で、若年人口は年を追うごとに減少しています。

 

そんな中で、就活においても「売り手市場」なんて言われていますが、

就活がイージーモードになったかといえば一概にそうとは言えません。

 

というのも、いくら売り手市場でも学歴フィルターはなくならないからです。

 

今回は「売り手市場でも学歴フィルターはなくならない理由」についてまとめていきます。

では、詳しく見ていきましょう。

 

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学歴フィルターの存在意義

学歴フィルター

そもそもなぜ学歴フィルターというものが存在するかといえば

学歴がその人の能力を測る一つの指標になっているからですよね。

 

例えば一定以上の偏差値の大学に入学できた人は

勉強という領域で一定以上の能力と実績があることが担保されているわけです。

 

もっと言うと勉強という領域で一定以上の努力をし、一定以上の成績を残しているということ。

 

もちろん大学受験の勉強が社会に出て直接的に役に立つことはあまりないかもしれませんが、

ある特定の分野で実績を残せたということは仕事においても成果を出せる可能性が高い

見られているわけですよね。

 

大学全入時代ではなおさらのことで、

受験は大多数の若者が参加する競技なので

そこで出した成績(学歴)でフィルターをかけるのは非合理な選択ではないんです。

 

ただし位置づけは変わってきている

 

高度成長以降に言われていた学歴フィルターと今の学歴フィルターは意味合いが多少異なります。

 

そもそも学歴フィルターとはその人の能力にかかわらず

学歴というその一点で採用の足切りをするというものです。

 

就職氷河期なんかは典型例で、企業の採用できる人数に対して応募者の人数が大きいので

一定の基準(学歴)で切ってしまう必要がありました。

 

対して現代は18歳人口の減少により、至るところで人手不足が叫ばれています。

いわゆる売り手市場です。

 

となると従来のような目的で学歴フィルターをかけるのはおかしいような気がします。

 

ただ少し考えればわかることですが、有名な上位企業ではいくら売り手市場といっても

結局は倍率はとても高いですし、募集人数に対して応募者が圧倒的に多いので

やはりフィルタリングは必要になります。

 

もちろんすべての企業がそういったわけではありませんが、

上述の通り、大学全入時代では受験は大多数の若者が参加する競技なので

そこで出した成績(学歴)でフィルターをかけるのは合理的な手段なんです。

 

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受験はPDCAの典型

学歴フィルター

そんな受験という競技ですが、大学全入時代なので大多数が通過するものとはいえ

本当にフィルタリングをかけるにふさわしい指標なのかということは考えなければならないことでしょう。

 

僕は塾講師として3年以上、中高生の受験対策を指導してきましたが、

受験勉強は社会に出て必ず必要になるといわれているPDCAの連続です。

 

PDCAとは

P…Plan
D…Do
C…Check
A…Act

 

のそれぞれの頭文字をとったものですが、P→D→C→A→P…

といったように改善、改善を繰り返していくものです。

 

受験勉強はこういったPDCAの連続になります。

 

例えば英語の学習は「単語」「文法」「リスニング」「長文」「慣れ」のように要素を分解できるのですが、

成績を出すためにはこんな感じで因数分解した要素のそれぞれでPDCAを繰り返すことが必要になります。

 

「単語」学習の場合

・書くだけでは単語が覚えづらい
・見るだけにして回数を稼ぐ方法に挑戦
・音読も加えると覚えやすいと気づく
・音読しながら単語を攻略

 

単語だけでなく「文法」でも「リスニング」でも、

成績を出していくためには自分に合った方法を探しては試行錯誤を繰り返していく必要があります。

 

プロセスが評価される

 

そう考えると、受験という競技で一定以上の成績(学歴)を残せたということは、

試行錯誤を繰り返してより良い成績を残すという経験をしているということになります。

 

高学歴とは単に勉強ができるとか暗記力がいいとかいう問題ではなくて、

与えられた課題に対しての対応策を自分なりに試行錯誤しながら通過したという実績になるわけですね。

 

そんな人は社会に出てからも目の前の課題に対して

試行錯誤して対応策を考えられる可能性が高いですし

企業にとっての戦力として活躍できる可能性が高いといえるんですね。

 

もちろん多様な人材という文脈からは、学歴だけでなく多様な観点から評価すべきではありますし

大学全入時代にはただ大卒という資格には価値がなくなるでしょうが、

 

こういったプロセスを考慮するとやはり「学歴フィルター」は合理性に欠けてはいませんし、

これからも当分は無くなることはないといえるでしょう。

 

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まとめ

学歴フィルター

今回は「売り手市場でも学歴フィルターはなくならない理由」についてまとめてみました。

 

若年人口の減少に伴う「売り手市場」とかで、就活もイージーモードなんじゃないか

みたいな意見も見かけますが、「学歴」という面でいえば決してそんなことはないですね。

 

とはいえ、学歴だけで判断されるような時代でもないですし

熱中できるものがあるのであればその分野で成績を出せばいいだけの話です。

 

学歴フィルターで見たいのはその人の学力ではなく

そこに至るまでのプロセスですからね。

 

今回はこんな感じで終わりたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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