
動画編集のためのパソコンを買おうと思うんだけど貯金もなくて。
分割って借金だしなんかやだなあ。でもバイトするのもなあ。。。
こんにちは、ショーンです。
「借金をした」と聞くとたぶんたいていの人は
「何か悪いことに関わったのか」とか
「やばいんじゃないか」みたいに思うかもしれませんが、
当然そういった「やばい借金」がある一方で「いい借金」というものも存在します。
本来なら時間をかけてお金を貯めなければならないところを、
借金をすればそのお金で必要なものを買うという、時間のショートカットができるとかです。
今回はこのショートカットができるという性質について日頃の生活に落とし込んで解説していきます。
借金は有効なショートカットの手段

「借金」というとやっぱりいいイメージはないかもしれませんが、
普段の生活には意外と多くの「借金」があるんですよね。
・クレジットカード払い
・住宅ローン
・奨学金
つまり「ギャンブルでスッた」とか「詐欺にあった」とかじゃなくても借金は普通にしてるものです。
借金のポイントは繰り返しですが「時間をショートカットできる」ということ。
住宅ローンなんかはとてもわかりやすい例ですが
この世が現金一括払いだけであればとてもじゃないですが20代30代で家なんて買えません。
例えば郊外に戸建てで50代後半とかじゃないと無理じゃないですかね。
そこでローンという形で「借金」をすることで20代30代でもマイホームを手にすることができるというわけです。
これはまさに「時間のショートカット」ですよね。
もう少し身近な例では「分割払い」があります。
例えば大学生がYouTubeを始めようと思って性能の良いパソコンを買いたいと思ったとき
3ヶ月バイトで貯金をしてからパソコンを買って動画配信を始めるのか
あるいは分割払いですぐに動画配信を始めるのか
その違いは一目瞭然ですよね。
すぐにやりたいことを始められる環境があるなら、
なにもあえて3ヶ月もその場で足踏みしてる必要ないですよね。
先行者優位があるから
「時間をショートカットできる」借金であれば積極的に活用すべきです。
それは何事でも早く始めれば早く始めただけ有利になるからです。
これは「先行者優位」とも言いますね。
成長産業であればなおさら、時間とともにどんどんレッドオーシャン化し、競争は激化します。
YouTubeを例にしても、はじめしゃちょーは2012年から動画を配信し始め
今では日本のトップクリエイターとなりました。
しかし、はじめしゃちょーがやったことと同じことを今から誰かがやったとしても
到底はじめしゃちょーと同じレベルまで上り詰めることは不可能でしょう。
少しでも早く行動を開始できたほうが有利になりますし
その場で足踏みしてても時間の無駄ですよね。
利息と機会費用


そんなこと言っても借金には利息が。。。
ローンにせよ分割払いにせよ借金には変わりないので
当然そこには利息が生じます。
借金の額が増加するとそれに伴って支払う利息も膨らんでいきます。
それが行き過ぎると利息を払うために借金をするという自転車操業状態で、、、
これはさすがに最悪のパターンですね。
では利息があるから借金はやはり悪なのか。
ここで考えなければいけないのが「機会費用」です。
機会費用とは
複数ある選択肢の内、同一期間中に最大利益を生む選択肢とそれ以外の選択肢との利益の差
です。上記例に当てはめて考えると
分割払いも借金であるため利子は発生するが、すぐに動画配信を始められる
利子は発生しないが、動画配信開始が3ヶ月遅れる
これらを比較した場合に、①のパターンの機会費用は発生する利子で
②のパターンの機会費用は動画配信開始が3ヶ月遅れることです。
動画配信が3ヶ月遅れるのと支払う利子どちらのほうが自分にとってダメージが大きいかを比較すると
どちらの選択肢を取るべきかが見えてきますよね。
正確には機会費用とは違うかもですが、このように計算し比較することで
その借金が自分にとって善なのか、悪なのかを判断することができるでしょう。
まとめ

今回は借金は必ずしも悪いことではないという内容で書いてみました。
借金には「時間のショートカットができる」という性質があるため、
金額が膨大になって手に負えなくならなければ大抵の場合は借金したほうがいい事が多いです。
とはいえ、お金を借りる以上は利子というものは発生してしまいますので
借りた場合と借りない場合の機会費用を計算して判断するのがいいでしょう。
僕が初めて会社を興したときも、借金で資金をまかなった。
会社を大きくしていく過程でも、ためらわず借金した。
それで全部うまくいったのだ。
お金を返せなかったらどうしよう。。。
大方の人は迷うはずだ。
でも、やりたいことを先延ばしにする時間の浪費のほうがもったいない。
それは僕の信条になっている。
堀江貴文 『捨て本』より