こんにちは、ショーンです。
英語学習で避けて通れない「単語」ですが
どうやって学習したらいいかわからないという方も多いと思います。
今回の記事は
・英単語がなかなか覚えられなくて困っている ・せっかく覚えたのにすぐ忘れてしまう ・暗記がそもそも苦手
といった悩みに答えていきます。
では詳しく見ていきましょう。
単語は回数ゲーです

まず初めに、 単語学習は頭を使わなくても成果が出ます。
なぜなら、単語の定着率はその単語に触れた回数に依存するからです。
つまり単語学習で成果を出すにはいかに多くの回数その単語に触れたかが勝負です。
回数を稼ぐためにはまとまった時間をとる必要はなく、
スキマ時間を活用すれば十分な効果が得られます。
まとまった時間は長文読解や理系科目などの理解を必要とする科目に回した方が効果的ですね。
ポイント:英単語学習はスキマ時間を活用してできるだけ単語に触れる回数を稼ぎましょう。
↓スキマ時間についてはこちらの記事で詳しく解説してます。

具体的な学習方法

では具体的な単語学習の方法を紹介していきます。
単語帳が手元にある方は、単語帳を見ながらこの記事を読み進めていくと
イメージが湧きやすいと思います。
一回1分30秒
具体的な単語学習の手順は以下の4ステップです
① 単語帳を一冊決めて用意する。 ② 一回につき3単語ずつ意味を確認 ③ 確認テストでわからなかったところをチェック ④ 3か月で一冊終了
各ステップを詳しく解説していきます。
①単語帳を一冊決めて用意する
よく紹介されているような単語帳なら基本的にどの単語帳でも大丈夫です。
ただ、学校の指定の物はたまに使えないものもあるので注意が必要です。
ターゲットや単語王、DUOなんかが有名ですが不安な方は最後の方で
おすすめの単語帳を紹介しますので参考にしてみてください。
(ちなみに僕は単語王派です)
②一回につき3単語ずつ意味を確認
ではさっそく取り掛かります。
目安としては一日に30単語を繰り返しながめるイメージですが、
一回のスキマ時間(1~2分でいい)につき3単語だけを覚える
ということを意識して取り組みましょう。
また、一つの単語にかける時間の目安は30秒です。一回当たり1分30秒ですね。
この1分30秒をスキマというスキマに入れてください。
やってみればわかりますが、20~30セットはできるはずです。
一日に新しい単語を30個覚えると考えると多いように感じるかもしれませんが
3単語だけならなんとなくいけそうな気がしませんか?
慣れてくると1単語10秒でできたりもするのでどんどん楽になります。
③確認テストでわからなかったところをチェック
30単語を2~3周できたら、寝る前に今日の範囲の確認テストをしましょう。
わからなかったところに付箋をはって、次に見たときにわかるようにしておきます。
そして次の日の朝に付箋の貼ってある単語をチェックしてその範囲はいったん終了です。
ちなみにしるしはペンなどでつけてもいいですが、
はがせた方が何かと便利なので付箋の方がおすすめです。
④3か月で一冊
最後に3か月で一冊の単語帳を攻略するためのスケジュールです。
といっても極めてシンプルです。こんなイメージ。
最初の70日間:1日30単語=2100語 残りの20日間:付箋のとこを重点的に全体の復習
注意すべき点

最後に、単語学習に取り組むにあたっての注意点を少しだけ話します。
いくつか注意点はあるのですが、
一番大事なことは最初から全部覚えようとしないことです。
単語帳には意味が複数のっていたり、類義語や対義語、慣用表現など、、、
はっきり言って始めたばかりの時期には情報過多です。
挫折を避けるためにもまずは代表的な意味だけを覚えましょう。
次に、ノートに書いて覚えようとしないということです。
スキマ時間を活用しようと言っているので、ないとは思いますが
たまにノートにひたすら単語を書いている方がいます。
努力は認めてあげたいですが単語学習のという観点からは
言いにくいですがはっきり言って時間のムダです。。
繰り返しにはなりますが、単語の定着度はふれた回数に依存します。
書くより見た方が回数を稼げますよね。
最後に、注意点ではないですが覚えておいてほしいこととして
一通り覚えても、やらなくなると当然どんどん忘れていきます。
一冊の単語帳を覚えたからといって、単語帳に触れる機会が激減してしまっては
せっかく覚えた単語もどんどん忘れていきます。
今度は発音や類義語・対義語・例文なども参照しながら、何周も繰り返して習慣化しましょう。
ある程度覚えてくると1日100~150単語ずつ繰り返すことができるようになります。
注意点まとめポイント
・最初から全部覚えようとしない
・ノートに書かない
・習慣化する
便利な小技・テクニック

ここまででも十分なのですが、ここからは記憶の定着率を高めるためのテクニックを
紹介します。
五感とあわせて覚える
人間の脳は五感とリンクさせることで記憶力が増大することが知られています。
記憶力日本選手権大会で4度の優勝を果たした池田義博氏も「記憶力は五感を使うことで
向上する」と述べています。
記憶力日本一、池田義博さんに聞く「五感を使って暗記力を高める方法」
ですから単語を学習する際は声に出したり、歩いたり、いい香りをかいだり、
いろんな感覚と合わせて覚えることによって記憶の定着率は高まります。
受験ドラマで有名なドラゴン桜でも紹介されていましたね。
接頭辞や接尾辞から語源を理解する
何度もやってるのにどうしてか覚えられない単語が出てくると思います。
そんな時は、接頭辞や接尾辞から語源を理解することをおすすめします。
例えば「immediately」という単語、意味は「(ある事柄と事柄が)同時に」
という意味ですが、これを分解すると
im-【否定語】+ -madia-【媒介】+ -ly-【副詞語尾】
「何かと何かの間にくるものがない」= 「(ある事柄と事柄が)同時に」
となるわけです。
他にも「condemn(~を非難する)」は
con-【共に】+ -demn【損害、非難】から、「100%お前が悪い!と非難する」
という感じです。これはかなり覚えやすいですが一単語あたりに時間がかかりすぎるので
どうしても覚えられない単語だけにしましょう。
単語カードを作る
これは単語帳がすでに一通り終わっている前提ですが、小さいので持ち運びもしやすいですし
過去問などで出くわした知らない単語をさっと追加できたり、自分なりの覚え方を
書いたりとかなり便利です。また順番を変えられるのもかなり大きいですね。
まとめとおすすめの単語帳紹介

おすすめの単語帳
冒頭でも述べましたが、ある程度有名な単語帳であれば
基本的にどの単語帳を使ってもらっても大丈夫です。
有名どころといえばこんなところでしょうか。
英単語ターゲットシリーズ
ザ・単語帳。王道中の王道といった印象。
中堅大から最難関大まで対応しており単語の守備範囲が広いです。
良くも悪くも無難といった感じ。
早慶合格者よりG-MARCHや県名大合格者に多いイメージですね。
システム英単語
これも使っている人は結構多いですが、あんまりおすすめはできません。
というのも正直レイアウトが見づらい。。。
慣れれば使いやすいという記事もちらほら見受けられますが
慣れるまで使いづらいのはちょっと、、、と僕は思ってしまいます。
DUO3.0
DUO3.0 復習用CD
DUO3.0は復習用CDと合わせ使うことで真価を発揮する単語帳です。
情報量もかなり多く、これを愛用している難関大合格者も多いです。
ただ、情報量の多さと、単語帳だけではポテンシャルを出し切れないことから
最初の一冊目にはあまり向いていません。2冊目以降にはおすすめ。
単語王
僕は現役時代、何冊か単語帳を使いましたが単語王が一番いいと感じました。
はっきり言ってめっちゃおすすめです。
実際、多くの難関大合格者が使ってますね。
単語が難易度順ではなくランダムに並んでいるため途中から難易度が
上がるといったこともなく、またとても見やすいレイアウトで
ストレス無く覚えることができました。最初の一冊を探している方はぜひ。
鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁
あまり有名じゃないというかあまりメジャーではありませんが、
これも僕が実際に使ってみて非常に覚えやすかったです。
こちらは回数で覚えるというより語源やイディオムから意味を理解して
記憶に定着させていく方法に適しています。
イラストなんかも入っていて単語帳というより普通の参考書といった方が近いかも。
その名の通り、旧帝大以上を目指す方にはかなり強い味方になるのではないでしょうか。
結局、単語は回数ゲーです

いろんな小技とかも紹介しましたが、やはり単語を覚えるうえで最も大切なことは回数です。
多少泥くさくても、がむしゃらに回数を稼ぎましょう。
単語学習やり方をまとめるとこんな感じです。
① スキマ時間をフル活用して回数を稼ぐ
② 一日30単語、一単語あたり30秒で3単語ずつ覚える
③ 一日の終わりに復習テストをして復習用にしるしをつける
④ とにかく繰り返す
というわけで、今回の記事は以上になります。
単語が苦手な方は多くの場合、記憶力に問題があるのではなくてやり方に問題があります。
この記事が少しでもそんな方の助けになれば幸いです。