こんにちは、ショーンです。
今回は受験やTOEIC対策で英語の勉強をしている方向けです。
英語の勉強をしていると
受験英語は使えない
実際の会話は文法なんて無視してる
受験英語では話せるようにはならない
という声がたまに耳に入ってきます。
こういう言葉ってやる気を思いっきり削いできますが、
断言します。
「受験英語は使えない」は嘘です。
今回の記事では
「受験英語で英語は話せるようになります。」
というテーマで記事を書ていきます。
詳しく見ていきましょう。
「受験英語は使えない」は嘘です。

「受験英語は使えない」は嘘
まず初めに、何をもって使える・使えないを判断するかにもよりますが、
「使える=会話できる」であるとすると
受験英語はめちゃくちゃ使えます。
というのも、英語で会話するためには
単語+文法+慣れ
の3つの要素が必ず必要になってきます。
受験英語を構成する要素は基本的に「文法と単語」なので
これらを集中的に学ぶことができる受験勉強はかなり効率がいいということがわかります。
また、受験生は受験があるので半ば強制的に勉強をしなければいけない環境にいるので
実は一番勉強をしやすい環境にいます。
大学生や社会人になって勉強から解放されてから
「よし英語勉強始めるか!」といってもちょっと無理がありそうですよね。
少しずれてしまいましたが、
「受験英語は使えない」は嘘です。
英語で会話できるようになるために必要な「文法と単語」が欠落していては
会話ができるようになるはずがありません。
他の科目と違い、受験で使うという以上に価値のある学習ですね。
英会話だけでは話せるようにはならない

さらに押さえておきたいのが
「英会話の練習だけでは話せるようにはならない」ということです。
「受験英語は使えない説」を唱える方はだいたい決まって
「実用的な英語力を付けるならオンライン英会話や英会話教室に通う方がいい。」
という主張をします。
そしてそれに付随してくるのが
「赤ちゃんは耳で聞くだけで話せるようになるのだから受験勉強は非効率」
という主張。
脳内での言語習得の処理が大人と赤ちゃんでは全く異なることはすでに知られたことです。
一例としてアメリカの発達心理学者、パトリシア・クール氏の論文を一つ紹介しておきます。
(日本人の苦手なLとRの聞き分けの実験です。けっこう面白いですよ。)
繰り返しですが、英語で会話するためには
単語+文法+慣れ
の3要素が必ず必要になってきます。
「慣れ」の部分は英会話の練習で担保できますが、
どうしても単語や文法がわからないと上達に限界があります。
私たちの脳はもう赤ちゃんのフェーズを通過してしまっているので
単語と文法という土台がないと会話はなかなか厳しいでしょう。
受験英語に足りないものは補う

ここまでは、受験英語が英語で会話するために必要だというテーマでお話してきましたが、
実際のところ受験英語”だけ”でスラスラと会話ができるようになるかと言われれば
それもまたちょっとムリな話ですね。
何度も繰り返しで申し訳ないですが、英語で会話するためには
単語+文法+慣れ
の3つの要素が必要です。
単語と文法という基礎的な部分だけでは足りない部分を
英会話教室なりオンライン英会話で補うイメージが良いでしょう。
冒頭で上げた批判の中に一つだけ多少うなずけるものがあって、
それは「実際の会話は文法なんて無視してる」です。
実はこれも2パターンあって、
一つ目は「本当に崩れた文体で話している」
2つ目が「正しいが、理解できない」です。
一つ目は仕方ないですが2つ目は文法事項がわかってないおかげで
正しく話しているのに理解できないという状況になってしまいます。

例えばこのエマワトソンのセリフ
“I think it was very important to me that she be very active”
これも「importantやessentialといった単語の後ろのthat節は動詞が原型になる」という
受験では割と基本的なことなのですが、知らなきゃわかるわけないですよね。
英語を話せるようになりたいから受験勉強はやめる!
というよりは、基礎的な部分を身につけたうえで
大学生や社会人になってから英会話を練習して「慣れ」を補う方が良いんじゃないですかね。
まとめ

いざ勉強を始めようと思っても、
いろんな雑音が耳に入ってきたんっじゃ集中できません。
勉強がつらくなってくると勉強から逃げる口実にしてしまいがちなので余計にたちが悪いです。
個人的には「受験英語は使えない」と言っているのは
受験生時代にあまり勉強してこなかった人か
勉強の仕方を間違えていたせいで使えるようにならなかった人
のどちらかだろうと考えています。
こういった方々は自分の経験から「役に立たない」と信じ切っているので
けっこう説得力があったりします。
ですが、受験で使う以上投げ出すわけにもいきませんし
間違いなく次のステップにもつながるので
雑音は気にせずどんどん進んでいきましょう。
では、今回は以上です。